大阪参り

早朝に起床して大阪の千里中央に行ってきた。

6時50分の近鉄特急にのり、9時に到着した。

そこで大学時代の友人と待ち合わせて箕面墓地公園にお墓参りに行く。

広大な墓地で60年ちょっとの歴史を持つらしい。

高度成長期の要請にこたえて大阪のベッドタウンに開かれた霊園なのであろう。

宗派も特に問うていないようだ。

三重からの移動はあちこちで桜並木を眺める車窓の風景であったが霊園にもたくさんの桜が咲いていてきれいだった。

広大な墓地ではあったが思ったよりもすんなりと目的のお墓が見つかり、お花に線香、ワンカップを供えてお参りする。

33回忌をすませたくらいの昔に飲みすぎ吸いすぎが原因と思われる病で父がなくなった。

亡くなった当初はお酒を供えて線香の代わりに煙草をたててお参りしていた。

本人が何度か禁酒にチャレンジしていたこともあり酒と縁が切れてよろこんでいるのではないかと思って途中から備えるのをやめた。

最近はまたお酒を供えるようになった。

墓参り一つとってもその時々の状況や年齢で自分の中の死生観というのは変わるものだ。

生きている者の勝手で酒を供えられたり控えてみたり何かと大変だ。

墓参りを終えた後は心斎橋まで出て久しぶりにお酒を飲む。

懐かしい話に花を咲かせた。

私たちの年代を主なターゲットとして設定している店なのか近藤真彦など1970年~80年代の歌謡曲ばかり流れていた。

串カツなど大阪の料理を楽しむ。

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