
食品会社のお客様相談室に勤務している。
この時期には、大学の学園祭への協賛依頼のご連絡をいただくことが多い。
学生の頃を思い出すと、大学時代の学園祭の運営事務局は、さぞ大変に違いない。
私は、バブルの頃に北海道で大学時代を過ごした。
当時、東京の有力私大は、学園祭にサザンオールスターズなどの大物タレントを呼んだりしていた。
広告代理店をかますなどしてイベント化が進んでいた頃だ。
私が大学一年生の時に、学園祭事務局が招いたタレントは、庄野真代さんだった。
1978年に「飛んでイスタンブール」でヒットを飛ばした歌手だ。
ザ・ベストテンなどの歌番組で知っていたが、少し盛りを過ぎた頃で、学生たちからの受けは、必ずしもよくなかった。
東京では人気のタレントは一日にいくつも学園祭をはしごすることができた。
そのため出演料も抑えられたらしい。
一方、北海道は移動だけで一日仕事だ。
しかも貧乏学生ばかりでチケット代を高く設定することもできない。
事務局は「なぜ庄野真代さんなのか」という説明に追われていた。
私自身、文句をいうことはなかったが、コンサートにはいかずに、アニメ研主催の「未来少年コナン」全26話一挙放送で、宮﨑駿の演出を楽しんだ。
今と違い、過去のアニメのコンテンツを入手するのが難しい時代だった。
社会にでてから、イベントの企画がどれだけ大変なことかわかるようになった。
事務局の面々も、イベントを仕切った体験を糧に卒業後も頑張ったに違いない。
当時の思い出に登場する人物は、みんな還暦を過ぎている。
孫のいる人もいるだろう。
今年も色んな大学で、学生たちが学園祭の準備に追われている。
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