
世の中の物品は、人間が使う事を前提につくられているので、服や靴のサイズなどある程度標準化されている。
冷蔵庫や洋服ダンスなども最後は人力で運び込まれることになるので、力持ちであれば運べる重さで設計されている。
私の身長は、同世代の男性の中で、ほぼ平均身長であるが、学生時代柔道をやっていたので力はあるほうだ。
私の締めたビンの蓋を他人が開けられないなど、悪気はなくとも迷惑をかけることもあった。
ものを運んだりするときに、きついと感じることもなく、身長も平均はあるので、作業の現場では一種の万能感があった。
歳を取ってくると、なかなかそういう訳にはいかなくなってくることに気づく。
天井を見上げながら高所作業する時はバランス感覚が狂って落ちそうな気がするし、物を運びながら階段を降りるときなどは、体勢を崩して潰されないかドキドキしながら作業するようになってきた。
最近も下宿している子どもの机を処分しようとして二階から降ろしたのだが、ばらさないと下ろせなくなる日も近いのではと予感した。
筋トレを続けて少しでも筋力を維持するつもりではあるが、あまり歳を取ると断捨離もままならないと気付かされる。
不景気な話ではあるが、あらためて「今日が一番若い」ことを肝に銘じて、生活空間を自力でハンドリングできる状態にしておこうと決心する。
タンスなどの重量物を一階におろすことも考えてみる必要がありそうだ。
力が落ちた分は知恵をつけて、生活を少しずつ畳んでいくとよい。
将来、福岡に移住する時、少し早めに整理しておいてよかったと思うに違いない。
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