朝起きると3匹飼育している金魚のうちの1匹が腹を上にむけてプカリと浮かんでいた。
今の会社に転職してすぐの単身赴任していたころに無聊を慰めてくれていた金魚だったのでさみしい気持ちになった。
単身赴任中に遊びにきた娘が夏祭りの金魚すくいで掬ったものだ。
かれこれ6年目に突入していたのだがこの春に白カビ病を発症していた。
塩浴をさせて一度は元気になったようにも見えたのだが残念だった。
朝のバタバタした時間に発見したので家内に庭に埋めるよう頼んで出社する。
帰宅すると埋めた場所に花を添えていてくれたので手を合わせてお別れをする。
残った2匹を大事に育てていきたい。
そんな時でも用事は用事としてあり、梅シロップを作るためにアク抜きしていた梅を一つ一つ拭上げて焼酎を回して氷砂糖と一緒に仕込む。
三週間もすれば楽しめるはずだ。
金魚を掬った娘たちとおいしくいただこうと思う。