雪化粧した近鉄電車

今日は仕事の都合でいつもより一時間早い始業だった。

半年に1回、各部門が集まって、金土を使って半期の業績振り返りを行うので、前泊し早帰りできるように始業を早くしている。

今はオミクロン株の件もあり、集まることはせずにZOOM開催だが朝早い慣例は従来通りである。

そうはいっても普段と同じ電車で会社に行って帰りが一時間はやくなるのでラッキーに思う。

朝はとても冷えていて厚着して会社に向かう。

名古屋方面から来た鳥羽行きの電車がプラットホームに入ってきた姿を眺めると、顔も頭も雪化粧であった。

仕事自体も各部門の業績発表会を聴いている時間が長くのんびりとした一日だった。

朝晩は、『なんのために「学ぶ」のか(ちくまプリマー新書)』を読む。

7人の有識者が講義形式で書いているのだが、小林康夫の見方になかなか共感した。

世界の中で生きている違和感、世間と自分の間に感じられる越えがたいズレを埋めていくために学びが必要だとのことである。

また社会を人間が作った以上、人間である自分にも社会に対する責任があり、責任を果たすために学ばなければならない。

鷲田清一の分業が進み、人々が無能化し顧客化する中で、いろいろな補助線をたてて人生の課題に向き合い続けるというのも良かった。

夕飯はバーミアンに行く。

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