過去の名著を要約する意味(アランの幸福論を読んで)

elderly man holding spliff
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【アラン『幸福論』の読み方】(プレジデント社 加藤邦宏)を読了する。

星の王子さまの幸福論で、とっかかりが出来たアランの幸福論について、【幸福論】に行く前に、もう一冊解説本を読んでおこうという趣向である。

むずかる子どもを気質のせいにせずにピンをさがせ、幸福は待っていてもやってこない、生理的なストレスを自分の感情と考えこわがっている、不機嫌な人には椅子を差し出せ、笑顔を向けろ、いつでも遅くない勉強しろ、楽しむのも能力、退屈を嫌え。

知らず知らずのうちに、引用されていて、いろんな小説や漫画、自己啓発本を通じて、触れてきた金言があふれていた。

いきなり【幸福論】を読んでも、難しくてなげだしてしまったであろうが、解説本から始めることで、何とか読めるようになる。

この本についても、20年前の本で、それ以降では県立図書館所蔵の本では、解説本は出ていないようだ。

つまり、古典を学び、繰り返し繰り返し、世間にアップデートしていかないと、いつか埋もれてしまうのだろう。

簡単な言葉に置き換えて、金言を伝えていくことは、知的活動のレベルとしては、十分でないとしても、必要なことと信じ、継続していこう。

星の王子さまの幸福論

本日は、テレワーク。

いつもよりのんびりと起き出して風呂に入ってから、仕事を開始した。

始業前、昼休みに加えて、18時には仕事も終わるので、普段よりゆったりと使える時間を投入して、ブログなどで使用頻度のあがっている個人用パソコンの使い勝手を良くするためのメンテナンスを行う。

具体的には、検索性をあげるための【search bar】、文章をはやく書くための単語の辞書登録や定型文挿入機能としての【text snippets】 、【Insert Text】、画像編集ソフトである【Screen Pro】をインストールし、また【CCleaner】でパソコン内のクリーンアップした。

通信環境試験もやったが、大容量のデータ通信には、少し物足りない感じだった。

有線LANを検討してみよう。

あとは、カテゴリータイトルの設定など、早く書く工夫でなく、読んでもらう工夫に力を入れたいところである。

空き時間をこれらに使ったので、幸福論は、少し軽い感じの本にした。

【星の王子さまの幸福論(渡邉健一)扶桑社】

三大幸福論と呼ばれる【アラン、ラッセル、ヘルマン・ヘッセ】の幸福論の言葉を引用しながら、言わずと知れた、サン=テグジュペリの名作【星の王子さま】を幸福論の観点から読み解くというものだった。

王子様が、旅の途中で人々とまじりあいながら、幸せになるために必要な大切なことを抽出していく。

ほんとうにそれでいいのかな?まずはうたがってみよう。

大人の常識をまず疑ってみよう。権力・賞賛・財産・知識は本当に自分が欲しいものなのか?いつも現実逃避していないだろうか?

不幸になる原因は【自己没頭の病気(ラッセル)】である。要は自分マニア。

人生の調子がひとたび悪くなると【自分マニア】は、自分をおいつめる。

無益な習慣(ねたみや心配事)を続けるのは損だ(ラッセル)。

興味を外に向けなさい。そこには必ず幸せに役立つものがある(ラッセル)。

根っこがない生き方はさびしいよ。

【人生の大目的】と【自然との一体感】を持ちなさい(ラッセル)。

心の中を分裂させないこと。

幸せを人と比べてはいけないよ。

【たった一つのもの】が幸せを運んでくれる。

一緒に【ひまつぶし】をしなくちゃ、愛は育たないよ。

幸福とが、絶対的なものである(ヘッセ)。

【絶対的幸福】とは幼年期と晩年の人間たちに与えられた、人生の果実である(ヘッセ)。

【たった一つ】を大事にするのは【一期一会】の気持ちだよ。

気分が幸不幸のカギになる。

人間は気分に左右されて不幸になるのだ。

身体からのメッセージで、気分はいつも変わって売る。

心の中は、良い循環と悪い循環でできている。

心の中が今現在、良い循環か悪い循環か、それを見極めることが大切。

想像力とは心の中の猛獣である。

微笑には体内効果と対外効果がある(アラン)。

しぐさと気分は一致する(アラン)。

ある【しぐさ】をすれば、自動的にその【しぐさ】にあった気分に誘導される(アラン)。

微笑めば、喜びや満足があるかのような気分(つまり、いい気分)に誘導される(アラン)。

気分は伝染する(アラン)。

大事な時ほど微笑を。それは気まずい場面の特効薬だ(アラン)。

まずこちらが先に微笑む。それを続けて相手を上機嫌にさせる。その相手の上機嫌で、こちらの気分をなおす(アラン)。

マイナス思考の人からは逃げなさい(アラン)。

まず形から入る。礼儀・挨拶・姿勢、人間は意外に外見が本質なのである(アラン)。

秀才タイプは、幸せになりにくい(アラン)。

勇気がなければ幸せになれない(アラン&王子)。

人から貰う幸せの賞味期限は短い。そういう幸せにすぐ人は飽きて、退屈してします(アラン&王子)。

労苦(限界へのチャレンジ)の中には、まぎれもない幸福がある。【生きがい】とは労苦を克服する喜びのことを言うのだ(アラン&王子)。

労苦(限界へのチャレンジ)の中では、絶対的幸福と相対的幸福が両方味わえる(アラン&王子)。

幸運による成功は賞味期限が短い(アラン&王子)。

肝心なことは目に見えない。心の眼が大切だよ(アラン&王子)。

心の眼でみれば、絶対的幸福は探せるはずだよ(アラン&王子)。

発想を逆にしなくちゃね。絶対的幸福がメイン、相対的幸福はそのあとだよ(アラン&王子)。

子どもの頃をおもいだせばいいんだよ。みんな本当の心眼と微笑を持っていた。そして自分の勇気を何に使おうかワクワクしていた・・それで幸せになれるはずじゃないか!(アラン&王子)。