私の働いている会社の本社ビル三階に張り出しているひさしにアシナガバチが巣を作りかけて放棄したきりの土塊がある。
私の座っている席から窓に向かって振り返ると目に入る位置にある。
今日は朝から複数のつばめが何度となく訪れていた。
最初は二羽で現れたのでアシナガバチの巣跡を基礎に利用して自分たちの巣を作るのかなと思っていた。
もしそうであれば当分は賑やかになると思って楽しみにみていた。
何度となく往復するが巣作りの枯れ草などを持ってくる様子もないし、そのうち三羽で来るようになったのでどうやらこの場所に巣を構える様子はなさそうである。
どちらかというと巣作りの材料を取りに来ているのかもしれない。
昔から益鳥として知られており私の子供の頃には横浜にも多く渡ってきていた。
最近は糞などの汚れを嫌われたのか巣を構えさせる家は横浜では少なくなっていたように思う。
裏付けるように、『ツバメの巣』と検索すると鳥害予防に関連する広告が上位にあがってくる。
三重県民は自然関連のことには比較的鷹揚な気がしていて、そこら辺は美徳なのだろうと思う。