九品仏浄真寺

今、新幹線に乗って名古屋へ向かっている。
自由席の乗車率は約8割。
二人席に一人で座っている乗客が当然のように荷物を置いて一人で占有しており空席はない状況。
溢れた時にどう挙動するか興味深い。
無事、伯父の二十三回忌を終えた。
子供の頃の法事といえば大人が神妙な顔をして意味のわからないお経を聞いている風景が異常で座っていてシュールさに笑いが止まらないものだったが、歳をとるとお経がありがたく聞こえるから不思議なものだ。
人は変わるという好例だろう。
法事の後は親族で会食。地方公務員の従弟は自粛期間中とのことで欠席。
公務員も大変だと言いながら飲酒。
外飲みは二年ぶりくらいだろう。
昨日は実家に泊まる。
自分用の部屋もないので母と相部屋である。
夜中、母の寝言で目覚める。
ずっと笑っていた。
以前の寝言は戦時中に空爆で焼け出された時の記憶などで悲鳴めいたものが多かったが、今、笑い声であることがとても嬉しい。
俺もそうなりたいものだと強く思う。
今日の写真は菩提寺である九品仏浄信寺の庭園である。
昔は駆け回って銀杏など拾い放題だったが今は立ち入り禁止になり眺めるだけになった。
やや寂しい気持ちはあるが眼福であった。明日からまた仕事を頑張ろう。