幸福とは何か(思考実験で学ぶ倫理学入門)

引き続き、図書館から借りてきた本をもとに、幸福論に関する読書を進めている。

今、読んでいるのは、【幸福とは何か・・・思考実験学で学ぶ倫理学入門 森村進(ちくまプリマ―新書)】である。

ちくまプリマ―新書は、学生の“学び”に役立つテキストで最初の新書として宣伝されている。

図書館では、14歳向けの書棚においてあったが、なかなか歯ごたえのある本である。

学生むけのせいか、本書を通じて、幸福を論じる前に、論理的哲学的な思考のくせをつけることを求めている。

具体的には、

(1)自分の考えを論拠を並べて、明確化する。

(2)それに対してなされてる、あるいは可能な批判や疑問に応答する。

(3)他の見解との異同を探り、特質を考え、できれば自説を修正する。

この繰り返しであると。

幸福については、代表的な3つの説快楽説】、【欲求実現説】、【客観的リスト説】を取り上げている。

明日は、この3つの説をからめながら、【打たれ強さが9割】に結び付けていくことにする。