過去の名著を要約する意味(アランの幸福論を読んで)

elderly man holding spliff
Photo by RODNAE Productions on Pexels.com

【アラン『幸福論』の読み方】(プレジデント社 加藤邦宏)を読了する。

星の王子さまの幸福論で、とっかかりが出来たアランの幸福論について、【幸福論】に行く前に、もう一冊解説本を読んでおこうという趣向である。

むずかる子どもを気質のせいにせずにピンをさがせ、幸福は待っていてもやってこない、生理的なストレスを自分の感情と考えこわがっている、不機嫌な人には椅子を差し出せ、笑顔を向けろ、いつでも遅くない勉強しろ、楽しむのも能力、退屈を嫌え。

知らず知らずのうちに、引用されていて、いろんな小説や漫画、自己啓発本を通じて、触れてきた金言があふれていた。

いきなり【幸福論】を読んでも、難しくてなげだしてしまったであろうが、解説本から始めることで、何とか読めるようになる。

この本についても、20年前の本で、それ以降では県立図書館所蔵の本では、解説本は出ていないようだ。

つまり、古典を学び、繰り返し繰り返し、世間にアップデートしていかないと、いつか埋もれてしまうのだろう。

簡単な言葉に置き換えて、金言を伝えていくことは、知的活動のレベルとしては、十分でないとしても、必要なことと信じ、継続していこう。

幸せ探し(今日は、福岡移住セミナーに参加したよ!)

brown logs on grass field
Photo by Pixabay on Pexels.com

本日は、福岡移住セミナーバリカタにZOOMで参加した。

住居の決め方に関する簡単なレクチャーと二つの市町村のアピールという内容だった。

誘致している人たちがどんな人たちなのかという関心事が十分に満たされたので良いセミナーであった。

福岡は、人は好さそうなイメージがある。

コロナ禍での日常の変化には、良い面も悪い面もあるが、今まで有料もしくは遠隔地での現地参加でしか参加できなかった。

いろいろなセミナーに無料で参加できるようになったことを、大きなメリットして感じている。

参加者が増えても、同じ労力、同じ費用で開催出来る為、参加にあたって、主催者側がもうけるハードルも低く設定されているのだろう。

このところ幸福について、考えることが多くなり、ブログにも幸福論に関する読書感想文をアップしたりしているが、終の棲家をどこにするかも非常に大きなテーマとなってくるだろう。

大目標が実現できること(自然保護、出版)、宇宙に一番ちかいこと(大自然のそばで)、何より年齢の離れた細君が、私の死後幸せに暮らせる土地であることである。

細君が幸せに暮らせる土地の要件としては、身近に知り合いいる場所になるであろうことから、横浜か鹿児島か福岡あたりになるのが妥当であろう。

それらの候補地の中に、居住費用などの因子もかけあわせて決めていけばよい。

あとは、子供の進学などの他の要素も足し合わせて考えた時に、何年後を目途にするかである。

【星の王子さまの幸福論(渡邉健一)扶桑社】(続き:ラッセル編)

photography of night sky
Photo by Juan on Pexels.com

昨日は、幸せになるための40カ条を、本書そのままに転記した。

今日は、あらためて心に響いたところについて感想も含めて記載する。

人にまけることへの恐れ、他人と比較して妬み、自分に絶望した卑屈さ、自分が大好きなナルシスト、みな他人との相対の中で自分がどのような状態にあるのかしか関心のない、自己中心的な人たちである。

他人との比較の中で、人を妬んだり、自分の事ばかり心配したりする悪い癖を捨て去らなければ幸福にはなれない。

自分の関与しない外の世界に関心を向けることが幸福への道である。

心のよりどころ、気持ちの安らぐ場所、人間には、そういった根っこが大切なのである。

人との比較をやめるためにはどうすればいいのか?

自分の人生全体が向かっていく、たった一つの大目的を定めることだ。

それが出来れば、死んでも思い残すことはないと定めて、精魂こめてやっていくことである。

もう一つは、山へ登ったり、海を見たり、宇宙をかんじさせる、人間のスケールをはるかに超えた風景の中に身をおくことである。

絶望しているときでも、広大な風景の中に身をおくだけで解決していることはよくあることだ。

宇宙との一体感は、自分をはるかに超えた巨大なものであるので、宗教にそれをもとめてもよいだろう。

私の場合は、自然への畏敬でもよいし、般若心経でもよい。

そして、悩んだ時には、人生の大目的や宇宙の大きさと、現在の悩みを比べてみることである。

彼我のあまりの差を感じて、現在の悩みがいかにちいさいものかわかるであろう。

毎日の暮しのなかで、たった一つの大目的と日常の暮しの中で発生する義務などが乖離して分裂した状態になっているときには、やはり幸福から遠ざかっている状態だと言える。

現在と未来を分裂させることなく、一つの希望で統一することが幸せへの道となる。

心が分裂していなければ、迷いはなくなり、日常レベルのささいなことは取るにたらないことになる。

生活の糧となる金銭を得る為だけに、身過ぎ世過ぎの仕事をこなして、大目的に余った時間を投入していくことでもよい。

今、大目的のために行動していることが大事なのである。

心の中が分裂したままでは、何事もできない。俺の人生の大目的は、【自然を守り、溶け込むこと】で、良いであろう。

大目的に向かって、幸福でいれば、皆、助けてくれる。

全てが好転していく。