今月8日、白土三平が89歳でなくなっていたとのニュースを聞いた。
さいとうたかおに続いて巨匠がまた一人消えたことになる。
手塚治虫を皮切りに物心ついた子どもの頃から楽しませてもらっていた漫画家たちがいなくなっていく。
水島新司も筆をおいたので現役で活躍しているのは永井豪くらいではないだろうか?
私と漫画の出会いは熱を出して寝込んできたときに父が買ってきてくれた【侍ジャイアンツ】だろうか?
【硬派銀次郎】もそのころ買ってもらった記憶がある。
その後、週刊少年チャンピオンに夢中になる。
ブラックジャックやドカベン以外にも面白い漫画がそろっていた。
姉の影響でりぼんも読む。
一条ゆかりや高橋由佳利が好きだった。
高校で柔道部に入ると、部室に少年サンデーや少年マガジンがおいてあり、一二の三四郎、一球さん、明日天気になあれ、男大空などを読む。
うる星やつらで高橋留美子とも出会う。
あだち充も大人気だった。
大学に入ると寮には雑誌置き場があり、本格的な漫画三昧が始まる。
週刊の少年誌でジャンプ、マガジン、サンデー、キング、月間マガジン、月間ジャンプ、青年誌でヤングジャンプ、ヤングマガジン、ヤングサンデー、ヤングキング、アクション、アクションキャラクター、近代麻雀、近代麻雀オリジナル、近代麻雀ゴールド、ビッグコミック、ビッグコミックオリジナル、ビッグコミックオリジナル増刊号、花とゆめ、LaLa、モーニング、アフタヌーン、イブニングなど片っ端から読んだ。
少女漫画はLaLaの樹なつみ、花とゆめの佐々木倫子など読みでがあった。
雑誌では読まなくても単行本で吉田秋生、道原かつみ、高口里純、高河ゆんなども友達の影響で嗜んだ。
当時、一番夢中だったのは、ビッグコミックスピリッツに連載されていた【めぞん一刻】で「一刻館の昼と夜」などセリフをそらんじることの出来る話がたくさんあった。
社会人になってからも漫画好きのまま、寮で拾っていた本を自分で購入するようになり、所有する単行本も2000冊を超えた。
途中、海外の生活が入り結婚もして思い切って断捨離し、今では【ビッグコミックオリジナル】と【ビッグコミックオリジナル増刊号】だけに落ち着いた。
オリジナルは三丁目の夕日やあぶさん、浮浪雲、釣りバカ日誌などがずーっと連載されていて若かった頃の自分には刺激的な雑誌ではなかったが歳をとるとこういうところに着地するのが面白いところだ。
一時は漫画評論家になれるくらいの勢いで読んでいたが、最近の流行りはほとんど知らない。
ここ数年は、街の中華料理屋で読んだことをきっかけに【べしゃり暮らし】、【進撃の巨人】、【東京喰種】を読んでみたくらいである。
変われば変わるものだ。
それでも漫画が私の人生に与えた影響は多大である。