『宗教で読み解くファンタジーの秘密』・『夜と霧』

『宗教で読み解くファンタジーの秘密Ⅰ』を読み終わった。

もともと活字中毒ではあったのだが、このところ少し重ための本をよく読んでいる。

巻末の解説・書評を読むといつも深い読み方ができるものだと思って感心ばかりしていたが、この本を読むことで少しわかったことがあるように思う。

タイトルからわかるようにキリストや仏陀の救済物語をベースにおいて、星の王子さまにおける子供と大人の二項対立や風の谷のナウシカの集団の罪を購い死に再生するという物語を宗教説話に突合させて比較していくという書き方だった。

何かと比較しながら解釈していくと深く読めるということを教えてくれる本であった。

参考になった。

著者は中村圭志という人で、著者略歴を読むと大学の先輩だった。

同窓が頑張っていると思って少し嬉しかった。

次は『夜と霧』を読む。

強制収容所の話で昔から気になっていたのだついに借りてきた。

読み始めてすぐに重たい。

昨日は子供の通う中学で体育祭の予定だったが子供の通う中学の同級生が交通事故で亡くなったということで中止との連絡が来た。

子供がなくなる話を聞くとやりきれない気持ちになる。

大学時代の友人が卒業式の写真を送ってくれて懐かしかった。

少しもの悲しい気持ちにもなった。

秋でもないのに色々と物思う日であった。