今日の写真はヨトウムシの蛹である。
忙しくしているときにイモムシに気づいたが、取る暇もなく外出し、帰ると蛹になっていた。
気の毒だが潰した。
庭の野菜の食害が目立ってきたので点検したところ、芽キャベツで一匹、ブロッコリーで4匹のヨトウムシの幼虫を退治した。
パセリにはキアゲハの二齢幼虫と四齢幼虫が一匹ずつついていた。
一坪ほどの庭の畑に、ネギ、パセリ、レタス、キャベツを配置し、コンパニオンプランツの組み合わせにして育てているが、お構いなしに虫はつく。
私は自然が大好きと思っていたが、昆虫一つとっても、よく考えるとカブトムシやカマキリ、トンボなどの好きな虫もいれば、ゴキブリやヨトウムシなどの嫌いな虫もいる。
不快害虫、衛生害虫、食品害虫、食害性害虫といった害虫類はおおむね嫌いだ。
庭の生垣についた虫で毒がなく、かつ生垣を丸裸にするほどの勢いのない虫は気づいても駆除せずほっておいたりもする。
そうなると自然が大好きというのは、多少大雑把すぎる表現なのであろう。
荒れた海には近寄らないし、冬山に登ることもしない。
人間関係と同じなのだろうか?
好きな人も嫌いな人もいるが一人では生きていけないので世間の中で生きていくといったように!
好きな自然も嫌いな自然もあるが自然なしでは生きていけないので自然を身近に感じることのできる場所で生きていくといったものなのだろう。
毛虫にフォーカスするとぞっとするが、草むらでも1m離れて肌が触れ合わない距離で、近眼の眼でぼんやりと眺めると心の底から寛ぐ。
人間は自分だけをえこひいきし、他人も自然も若干の距離をあけて漠然とそばにいてくれると幸福になるといったたぐいのものなのだろう。