ライトレ本日のお題は、【北海道、激痛の、ラノベ】である。 私は、北海道で学生時代を過ごした。大学1年の11月のある日、目が覚めて窓の外を見ると一面の雪景色だった。 さすが北海道と思いながら、初めての冬を過ごした。 この冬は、例年に比べても雪の多い年で、家の門前から車道までの歩道を通れるようにするために、わきによけるように、歩道に積むあげた雪を上り下りしながら、通学したものだった。 ある年の冬、大学のゼミの仲間で、支笏湖の丸駒温泉に旅行にいった。 皆でさんざん酒盛りした後に、露天風呂にいくと、酔っぱらった勢いで、温泉を取り囲んで積もった雪を裸のまま、どれくらいの遠くまで、ざくざくと踏み抜きながら、走って戻れるかという馬鹿な遊びが始まった。 シャーベット状になった雪を、膝まで雪に埋もれながら、全裸で踏み抜いていくと、雪で肌が切れ、いちごのかき氷のような、風景が広がった。 その時は、酔っていたが、翌朝、激痛で目が覚めたのも、今となっては良い思い出である。 30年以上まえの話だが、この年になり、ラノベの書き方などの書籍を読んでいる今、ライトレのお題を見て、ラノベのネタになりそうな出来事として、はっきりと思い出した。 |