56歳の数学

昨日もだが、このところブログを書かずに寝ることが多い。

中1と高1の娘が学期末試験の勉強中であり、請われて一夜漬けの協力をしている内に遅くなってしまうのだ。

中1ならまだしも高校の数学になると問題だけみていてもさっぱりわからないのだが、最近はありがたいことに検索キーワードさえ間違えなければネット上に懇切丁寧な解説が載っているので、解説をみながらなんとか教えている。

ネットにわかりやすい解説があるのならば、そして答えをみて納得しながらやることができるのであれば子供が一人でもできるだろうと思うのだが、そういうふうにもいかないらしい。

結局は筋道立てて答えを理解するためには国語力が必要なのだとわかった。

公式と簡素な言葉による説明で書かれている回答をわかりやすい日本語に翻訳するところで私の出番があるようだ。

歴史でも化学でも文字の羅列を楽しく読む力が必要なのだ。

根っからの文字中毒で薬の効能書きや新聞の折り込みチラシまで読んできた読書力を応用してなんとかしている。

本は沢山読んでおくものだと思う。

子供たちもドフトエフスキーなどの古典も含めて、今のうちに親しんでおいてもらいたいとつくづく思う。

ブログと読書

平日のお酒を控えるようになって1年間になる。

就寝時刻までお酒を控えるための時間つぶしのツールとして始めたブログも同様に一年になる。

ブログを書くだけでは禁酒した夜の長い時間を過ごすのに十分ではないので本でも読んでみようと思って図書館通いを始めたのも去年の今頃である。

一回に五冊、貸し出し期間で2週間のペースで読み進めてきた。

図書館で借りた本だけでもかれこれ70冊以上になる計算である。図書館通いが始まった1年前には幸福とは何か?生きる意味とは?など昔ながらの哲学的な問いの本を手に取ることも多かった。

ブログを始めた際も死ぬまでにやりたい10のことがテーマだった。

山を買おうとかいろいろと考えた。

名前をしっているだけだった『純粋理性批判』なども初めて読んだ。

この一年間は自分がいかにものを知らないかにあらためて気づく営みであって、夏目漱石などの古典を経由しながら、現在、『ちくまプリマー新書』や『岩波ジュニア新書』などの中高生向けの様々な本を読みあさるところにたどり着いた。

本とは体験であると少し実感できるようになったように思う。

あらためてここからスタートして少しでも本ときちんと対話できるようになりたい。

夜の間が持たずに始めたブログのはずなのに、読書も含めて時間の不足にひぃひぃ言っている。

よく暮らしているのだろうと思う。

インプットだけではだめと気づいたのもこの一年間のことであるので学んだことをアウトプットするように心掛けつつ、次の一年間に突入する。

現時点の総括は以上になるが来年の今頃、何をかいているか楽しみである。

読書の記録

今年になって読書記録をつけている。
年があけて40冊くらいは読んだと思う。
図書館で借りた汚せない本や何も気にせず風呂やトイレで読む本、文庫サイズで持ち運びに便利な通勤中に読む本などいろいろある。
場面を使い分けながら常に三冊くらいが同時に並行している。
本屋さんや図書館の本棚で目に留まった、はじめてのタイトルかつはじめての著者でご縁としかいいようのない本や好きな著者で検索をかけてヒットした未読の本、かつてチャレンジしたが挫折したまま本棚で読者である私の成長を待っていた本、何度となくつい手が伸びて何度も読んだ本など、著者もジャンルもいろいろだ。
今は写真の三冊を読んでいる。
すいすい読める本と何かと引っかかり時間のかかる本
の両方からなる。
養老孟司と内田樹の対談は非常に面白くて短時間で一気に一気に読んだ。
お二人とも引っかかる本はとても引っかかって時間がかかるのだが、難解な本に取り組んで理路に慣れた後に対談の形になっているからだろう。
少し読む力がついてきたように感じる。

次は自分の中で咀嚼し血肉化し自分の言葉に置き換わって発信できるように入力出力を、工夫していく!

7つの習慣を読んで(前編)

「7つの習慣」を読んでいる。

自己啓発本の一つだが、実用書に近い軽い本ではなく生き様をしっかりと考えさせる良書である。

最初に人を変えるのではなく自分を変えるのだと説いてから、具体的な話に入っていく。

受け身にならずに何ごとにも自分から働きかけて率先力を発揮して反応的でなく主体的な言葉を発して行動すること、

二つ目は行動する際は最初から目的を見定めて動き出すこと、目的の持ち方は原則を中心に据えること、原則をどう設定するかは自分の憲法(ミッションステートメント)を作成し考えること、

三つめは、行動指針に沿って優先順位を立てること、優先順位は自主学習なども含む緊急ではないが重要なところで設定し、そもそもクレームなどの緊急で重要なことに当てる時間を減らしていくことにある。

七つのうちの三つは人として自立するための私的部分であり、この上にさらに積み重ねて社会に対し相互依存的な関係を構築する形になる。

まずは自立まで。

今日には相互まで終わらせて自分憲法の作成に入りたい!

『道は開ける』×『ソフィーの世界』

少しお酒の残った寝起きである。

今日の写真は『道は開ける』と『ソフィーの世界』である。

『道は開ける』は久しぶりに読みたいと思って図書館で借りてきた。

いわずと知れたD.カーネギーの悩みに対処するための方法について記した自己啓発本である。

執筆された当時は、著者がニューヨークにある図書館で「悩み」というキーワードで検索すると22件しかヒットしなかったそうだ。

カーネギーによって自己啓発というジャンルが大きく開拓されたのであろう。

今日一日を精一杯生きる、最悪の事態を想定し覚悟する等の金言に満ちている。

『ソフィーの世界』はずっと前に購入し、いつか読もうと本棚で20年以上熟成させてきた。

西洋哲学の歴史をミステリー仕立てにわかりやすく教えてくれる名著と言われている。

まだ読み始めたばかりで、やっとソクラテスが登場したくらいだが楽しく読めている。

コーチングをやっていく上で、コーチには、クライアントの憧れの対象、ロールモデルであることが好ましい。

強みの棚卸をしっかりと行って、どのようなタイプのコーチ像を描くか検討するための読書である。

【ながら族】ながらがいいこと、わるいこと!

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今日は、金曜日!

今週も一週間お疲れ様でした。

ブログを書き始めた、もともとの動機が、飲酒量を抑えるための時間稼ぎだった。

月~木まで、禁酒するようになって、5か月が経過し、毎日のQOLが確実に高まっていることを実感している。

週末飲みすぎると、土日のパフォーマンスが落ちるので、これからは、土日も控えめにしなければならない。

平日は、素面でブログをかいているが、週末の今日は、少しほろ酔いで書いている。

風呂に入りながら本を読んで、酒を飲みながらブログを書いている。

酔うと思考があちこちに飛ぶ。

今日は、飲みながらブログを書いていることに意識が向いたので、【ながら】について考える。

会社に通うための移動時間など、その行為自体に、特別の価値を感じない場合に、読書などを当て込むことは、非常に有意義であり、いろんな【ながら】をのせていけばいいと思う。

では、目の前の行為に必死になって、【ながら】など、もってのほかで、没頭することで人生の質が高まる行為には何があるだろうか?

生きていくため子孫を残すために、生物として必須の三大欲望の内、睡眠欲は、その性質上、【ながら】は無理である。

食欲、性欲は、その行為自体に没頭せずに、【ながら】でこなすことも可能である。

しかし、私の答えとしては、【命をいただく】といった宗教的な感謝を込めるという考えもある以上に、一生のうち、楽しい時間が長いほどを幸福という立場にたったときに、食事は食事、読書は読書と切り分けて、幸福の時間を長くとるようにした方が良いと思う。

幸福の時間は、重ねあわせて効率を求めなくてもよいだろう!!