国連加盟国料理を作る(タイ編:ガパオライス、トムヤムクン)

今回はタイ。

台風が来ていて、日がな一日、家に閉じこもることが予想されていた。ジメジメした日には、酸味と辛みの効いた料理がいいなと思ってタイ料理にした。

加工食品メーカーで、タイ風カレーの開発をしたり、家族でタイのプーケット島に旅行したこともあり、タイには少しなじみがあった。

プーケットにいった頃は、子どもが6歳と3歳で、私が適当に選んだガパオライスとトムヤムクンは辛くて、子どもに向かないと妻に怒られた。

あわてて、パイナップルチャーハン(カオパット・サパロット)を頼んだ記憶がある。

今回は、天候にもあうし、子どもへのリベンジの意味も込めて、ガパオライス、トムヤムクンにした。レシピは、デリッシュキッチンのものを参考にアレンジした。

ガパオライスは、挽き肉をにんにくや唐辛子などと一緒に炒めて、仕上げにバジル(ホーリーバジル)を加えて、爽やかな香りを楽しむ料理である。

味付けは、ナンプラー(魚醤)やオイスターソースで行い、揚げ気味に焼いた目玉焼きと一緒に、ごはんに乗せて食べる。

実際に食べてみると、シソ科特有のバジルの爽やかな香りが、ナンプラーの癖のある香りとうま味、オイスターソースのコクと合わさって、非常に美味しかった。

トムヤムクンは、「エビ入りの酸っぱ辛いスープ」である。

タイ語でトムは煮込む、クンはエビを意味する。具材を煮込んで、味付けのベースはナンプラー、酸味付けはライム、辛み付けは唐辛子、香り付けはレモングラスやコブミカンと仕上げに散らした香菜である。

近所のスーパーで、レモングラスやコブミカンを購入することは出来なかった。レモングラスを入手する機会があった際は、もう一度試してみたい。

ただ現地(プーケット)で食べた記憶の中の味と比較して、十分に雰囲気は出ていた。娘にも喜んでもらい、リベンジ達成である。

料理って、材料を焼いたり煮たりして、調味料で味付けをするのだが、素材と調味料の組み合わせで、各国料理の個性が出る。

加工食品では、品質の安定やコストのため、うま味などの機能を持つ成分を食品添加物として個別に配合することが多い。

一方、現地の家庭料理では、毎日何十種類もの原料を量るわけではなく、5~6種類ほどの調味料や香味野菜を組み合わせることで、その土地らしい味を作っている。

世界中で肉や野菜を炒めたり煮たりする料理はあるが、魚醤をひとさじ加えた瞬間に、一気にタイらしい香りになる。

国ごとの個性は、こうした調味料に宿っているのかもしれない。

次はどこの国のどの調味料を試してみよう。

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