60歳からのロールモデル~その1~

ロールモデルと言えば、生き方、行動やキャリアのお手本となる人物のことである。

若い頃から、その時々で憧れてきた人物を思い出しながら、60歳からの自分はどんな人物像を目指したいのか考えてみたい。

子どもの頃、画面の向こうで輝いていた、あこがれの人たちは、ロールモデルというのだろうか?

例えば、アントニオ猪木。

アントニオ猪木は、私にとって、ヒーローだったのか、それともロールモデルだったのか?

ヒーローは、あこがれて見上げる存在、ロールモデルは、自分もああなりたいという存在だろう。

猪木のように強くなりたいと願い、ブルワーカーを購入したり、腕立て伏せに励んだりして少しでも筋肉をつけようとしていた。

あの行為は、ヒーローとして出会い、ロールモデルとして捉え直したということでいいのだろうか?

スポーツの世界では、他にも若くして亡くなられた古賀稔彦がいる。

平成の三四郎と呼ばれた古賀選手は、身長も体重も私と同じだったのだが、目の前で理想が柔道していると形容するのにふさわしい試合ぶりだった。

古賀選手の背負いに少しでも近づけようと一所懸命に稽古した。

ヒーローとしての色合いの強い猪木よりも、よりロールモデルに近い存在だったように思う。

彼は、1967年生まれで、私の1年下になるので、生まれて初めての年下のロールモデルだったかもしれない。

スポーツ界以外でも、壮大なスケールで無類の人たらしだった坂本龍馬や死と隣り合わせの瞬間にも笑顔で軽口を叩いていそうなルパン三世など、歴史上や創作の世界の人物も含めて、常に、自分が少しでも憧れの人に近づくためにはどうするか考えていた。

憧れだけで終わるヒーローでなく、ロールモデルとして捉えて、自分なりに真似をし、試行錯誤を重ねてきた人生だったのかもしれない。

今までの人生で私を導いてくれたロールモデルたちを思い出しながら、60歳からの自分が目指したい、ロールモデルを引き続き考えてみたい。

鬼籍に入ったひとかもしれない、年下かもしれない、身近な人かもしれないし、遠くから勝手に私淑しているひとかもしれない。

もしかすると、いいところどりした、寄木細工のような人物像ができあがるかもしれない。

どんな人物像が浮き上がってくるのか、自分でも楽しみだ。

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