門をあけたらイノシシ

最近は、熊の出没ニュースをよく目にする。

札幌市中央区やJR福島駅など、「まさかあそこで」と思う場所まで熊が現れるようになった。

私の住む辺りでも、熊ではないが、イノシシやシカ、サルが目撃されることが増えている。

知人が家庭菜園をまるごと荒らされたという話も聞く。

そして今朝、私も思いがけない出来事に遭遇した。

家の門をあけて通りへ出ると、5mほど先に4頭のイノシシがいた。

縞が消えかけたウリボウよりは少し上といった感じの子イノシシである。

「いやだなぁ、目が合っちゃったよ!」最初の感想である。

当然、近くに親イノシシがいると思って、警戒モードに入って辺りを見回す。

互いの目線が切れたタイミングで、子イノシシは逃げて行った。

親は、その先で待っているのかも知れない。

私の家は、県庁から徒歩10分程度の高台で、災害にも強く、生活には便利と評価の高い場所にある。

完全な生活圏内で、目撃したのは初めてだ。

人と動物の間を区切っていた里山が荒れるなどして、境界線があいまいになってきている。

妻にお願いして、自治会で獣害対策を担当している副会長さんに連絡を入れてもらい、私はそのまま出勤した。

九州には熊はいないが、移住候補先の福津市も住宅地周辺でイノシシの目撃情報があるようだ。

都市開発が進んでいった時代とは異なり、これからの人口減少の時代は、野生動物との距離感を図りながら暮らしていくのだろう。

人が山を知り、動物も人里に近づきすぎない。

そんな程よい距離感を探りながら暮らせる社会であってほしい。

これからの時代、人と野生動物が共に暮らすための新しい距離感を、私たちは考えていく必要があるのだろう。

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