トイレの故障で教えられたこと

朝起きて、トイレをすませてレバーを引いたのだけれど、水が流れなかった。

まずは、バケツに水を汲んできて、目の前の物を流してから修理に入る。

過去の経験から、レバーとフロートをつなぐ玉鎖が切れたのかなと思って、タンクの蓋をあける。

この家に住んで10年以上になるが、貯水タンクを除いたことはなかった。

けっこう、かびが生えていて掃除が必要だと判断した。

土曜日の休日、突発的なトイレの故障を修理するのに、かなりの時間をさく覚悟を決めた。

止水栓を締めて水を抜き、かびを落とし始める。

毎週のようにトイレ掃除はしているけれど、まったく気付かなかった。

これからは少し気を掛けるようにしよう。

故障の原因は、レバーとフロート弁を連結する樹脂製のジョイント部が経年劣化で割れたことであった。

経年劣化による故障なので、大家さんに連絡して業者さんを手配してもらう。

修理は火曜日になるそうだ。

AIにトイレタンク型番を入れて、状況を説明すると交換すべき部品の名称や型番まで教えてくれる。

まったく話しがはやい。

とはいえ、トイレの大掃除まで含めると、気付けば半日が過ぎていた。

思いもよらない出来事で、休日の予定が激変する。

人生の縮図っぽい一日だった。

子どもがぼやきながら、用を足した後にバケツで水を流している。

一人ぐらしの知恵がついて良かったねと声を掛ける。

そう思うと悪い経験ではなかった。

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