屋号について考える

「悠遊って、どんな意味なんですか?」


最近、ワークショップでそんな質問をいただくことが増えてきた。

改めて、屋号をつけた時の思いを綴ってみたい。

苔テラリウム悠遊という屋号で、苔テラリウムの作品を販売したり、ワークショップを実施したりしている。

創業者たちは、みな、屋号にどんな思いを込めているのだろう。

「こんな自分でありたい」という望みをこめたもの、「お客様に幸せな気持ちになってもらいたい」という利他の思いをこめたもの、「自分や家族の名前、愛着のあるもの」などの、自分自身のアイデンティティに由来するものなど、様々な形があるだろう。

悠遊という言葉は、定年を迎えた自分が、第二の人生をどのように生きたいかという思いと、お客様に悠遊とした気分になっていただきたいという利他の気持ちのハイブリッドタイプだと思う。

悠という字からは、時間や空間の広がりの中でゆったり生きて行こうと語りかけられているような気がする。

一方で、遊という字からは、何事にもとらわれず自由に楽しもうというメッセージを感じる。

自分に向けては、次のようなメッセージになるだろう。

心にゆとりを持って自由にのびのびと楽しもう

ゆったりと気ままに過ごしていこう

屋号について考えているうちに、私は「何を届けたいのか」も改めて言葉にすることができた。

お客様に向けては、次のようなメッセージになるだろう。

「日々の忙しさを忘れて、一息つきましょう」という誘い

「小さな器から、自然に思いを馳せて、無限の自由を楽しんでほしい」という思い

そう考えた時に、

存在意義(ミッション)は、「都市で働く人たちに、自然と共にある暮らしを届け、心にゆとりを取り戻すきっかけをつくること」。

ビジョンは、苔テラリウムを通じて「森の景色を、暮らしの中へ」届けること。

パソコンから疲れた目を、デスクの上の苔テラリウムに向ける。

小さなガラスの中に広がる森を眺めながら、深呼吸をひとつする。

ふんわりと心が軽くなる。

森の中に没入するような感覚で深い安らぎを感じてもらう。

そんな、「悠遊」の時間を届けたい。

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